MADO+BOOKS
MADO+BOOKS 001
『うつろうもの のこるもの』刊行のお知らせ
2016年8月6日、「MADO+BOOKS(目門ブックス)」と名付けた本のシリーズ第一弾を発刊いたします。
より多くの方の手にこの本が届きますように…。
“しかしそれでも人は生きる。「うつろうもの」と「のこるもの」との狭間で。
ときにあえなく翻弄され、ときにはそれに逆らうように。”
(本書寄稿「写真が想い出す」・・・美術批評家/椹木野衣 より)
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タイトル : MADO+ BOOKS 001
『うつろうもの のこるもの』
企画・編集・発行: Bricole(桾沢和典・桾沢厚子)
大きさ : A5サイズ(148mm×210mm)
ページ数 : 表紙4p+本文80p
印刷部数 : 1,000部
発行日 : 2016年8月6日
販売額 : 1,500円(税込)(本体1,389円)
販売場所 :①直接注文 ②オンライン販売 ③新潟市内外の販売店様(販売店リストはページ下記↓)
お問い合わせ/ご注文先:080-4051-1211(ぐみざわ)メール:info@bricole.jp
インターネット販売はこちら>>Bricoleストア
「私たちの生活は、私たちの望むままに変わってきたのか?
それとも、気づいた時には変わってしまっていたのか?」
巻の原発問題に揺れながら廃村した「角海浜」の生活をカメラで追い続けた斉藤文夫氏、映画『阿賀に生きる』の老人たちの姿を親密な距離感で撮り溜めた村井勇氏、消えゆく「鎧潟」をそこに棲む人々とともに記録し続けた石山与五栄門氏。 三者三様に、「浜」、「河」、「潟」に生きた人々を捉えた、貴重な写真で過去を振り返りながら、自然と人間との関わりにおける河川のあり方を追求してきた 大熊孝氏(新潟大学名誉教授、ビュー福島潟7代目名誉館長)、人の生き様をあぶり出すドキュメンタリー作品を生み出す、『風の波紋』監督小林茂氏、長年新 潟水俣病患者に寄り添い続け、映画『阿賀に生きる』仕掛け人でもある旗野秀人氏(冥土のみやげ企画)をゲストに迎え、「自然とともに生きていた人の暮ら し」を自らの体験と出会った人々から語る「いろり座談会」の三時間にわたる全内容を収録。
(「過疎に消えた村の記憶 角海浜」:廃村までの「角海浜」を写真と共に語ってもらった斉藤文夫氏インタビューを同時収録。)
<もくじ>
○角海浜 ―過疎に消えた村の記憶―
語り手:斉藤文夫(旧庄屋佐藤家・囲炉裏の火焚きじいさん) 聞き手:桾沢厚子
○いろり座談会「角海と阿賀に生きた人々」
座談ゲスト:
大熊孝(新潟大学名誉教授・河川工学/土木史)、斉藤文夫(郷土研究家、写真家)、
小林茂(ドキュメンタリー映画監督)、旗野秀人(「冥土のみやげ企画」主宰)、
村井勇(フリーカメラマン)
司会:桾沢厚子
○寄稿「写真が想い出す」/椹木野衣(美術批評家)
○あとがき
「間に生きるものとして」/桾沢厚子
「継続され反復される光」/桾沢和典
●掲載写真
角海浜の記録 斉藤文夫
映画『阿賀に生きる』スチール 村井勇
鎧潟 石山与五栄門
●付録:角海浜・阿賀に生きる関連年表
映画「阿賀に生きる」スチール(村井勇氏撮影)より。 長谷川芳男さん(左)、加藤作二さん(右)
過疎に消えた村「角海浜」について 斉藤文夫氏(写真家、郷土研究家)へのインタビュー
【販売店リスト】(2016.12.29現在)
<新潟市西蒲区>
●旧庄屋佐藤家
●KOKAJIYA2F 室礼
●岩室観光施設「いわむろや」
●tetote 越前浜店
●MAUI store
●にいだや&ギャラリー野衣
●ブックス アイエムビー(巻甲)
<新潟市中央区>
●北書店
●新潟・市民映画館シネ・ウインド
●新潟絵屋
●hickory03travelers
●BOOKS f3
●砂丘館
●ジュンク堂書店新潟店(新潟関連書籍/芸術書コーナー)
●みなとぴあ(新潟市歴史博物館)
<新潟市西区>
●知遊堂 亀貝店
<新潟市江南区>
●北方文化博物館
<新潟市秋葉区>
●本の店 英進堂
<新潟市内他>
●Bar Book Box
<燕市>
●ツバメコーヒー
<長岡市>
●ブックスはせがわ
<十日町市>
●姫田作品十日町上映会にて出張販売
<東京>
谷根千/上野
●古書ほうろう
●ROUTE BOOKS
●往来堂書店
●ひるねこBOOKS
荻窪
●本屋Title
恵比寿
●NADiff a/p/a/r/t
●NADiff BAITEN(東京都写真美術館内)
渋谷
●d47 design travel store
下北沢
●本屋B&B
※今後、順次追加してまいります。
※お取り扱いいただける販売店様は、お手数ですが、ぐみざわまでご連絡ください。詳細をご連絡いたします。
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Bricole(ブリコール)とは
「地域に当たり前にある歴史、生活、文化を改めて理解し、そこから引かれる沢山の関係線を見出し、組み合わせることで、新たな価値を紡ぐこと」を目的とし、WSイベント、座談企画、書籍・フリーペーパー発行ほか、色々の活動を行っています。
MADO+BOOKS(目門ブックス)創刊への思い
いつか誰かの見た「光」や「音」。それは、人の心に切り取られ、ある時代には、「物語」や「絵」として、ある時代には「写真」や「映像」として残されます。断片となって形を変えながらも、大事に選びとられた事物は、他の誰かに伝えられ、生き続けることがあります。
まど(目門)とは、風景を切り取る目と、物事が往来する門のようなもの。誰かがどこかで出会い、大事にえらびとった事物を「本」という形で寄せ集めることで、人が人に手渡すことを願ったそれが、誰かにとっての良き贈り物となることを願います。